モバイルバッテリーなどに使われているリチウムイオン電池が原因とみられる出火が相次いでいる。防ぐには、衝撃を与えたり、高温の環境に置いたりしないことが重要だとされる。だが、なぜ衝撃や高温で、出火の恐れが高まるのか。事故を防ぐには、何に気を付ければいいのか。
リチウムイオン電池の内部は、電解液にひたしたシート状の電極がミルフィーユのようにいくつも重なり合っている。電極は、プラス(正極)とマイナス(負極)がある。両者が直接ふれるとショートが起きるため、間には仕切りシートが挟まっている。
【動画】モバイルバッテリーやスマホが発火する様子=製品評価技術基盤機構(NITE)提供
この仕切りシートは小さな穴…